2016年08月25日

『最強喰いのダークヒーロー 2』

望公太 先生が贈る、悪党が強者を倒す痛快ジャイアントキリング・ストーリー。第2巻は
学園公認アイドルにして序列6位の少女が“双士郎”に急接近し更なる策謀が巡らされます。
(イラスト:へいろー 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797388879.html


学園内の大多数を影で支配する序列2位の“楽斗”。“パンドラ”なる女性に後押しされ
“双士郎”へあの手この手で仕掛けてくる新たな敵への対策を考える中、彼の前に現れた
“乱華”の好き好きモードに満更でもない様子を見た“リザ”のご立腹感にまずご注目。

もちろん“乱華”に裏があることは百も承知で容赦なくねじ伏せてくる“双士郎”。実に
えげつない所ですが、彼女の本質やチーム戦で戦い抜くことを踏まえての対応と分かると
中々の人心掌握術ですな、と感心します。そのチーム戦もかなりの荒業を見せてますが。

そして迎える“楽斗”とのチーム戦、そして個人戦での対決。悪党を更なる悪党が喰って
いく衝撃の展開はぜひ読んで確かめてほしいものです。用意周到にして極悪非道の数々に
拍手を送ってもいいと感じました。新たなステージに立つ“双士郎”の今後に期待です。

posted by 秋野ソラ at 00:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2016年08月24日

『デボネア・リアル・エステート2 お給仕をする傭兵と、健気に笑う兎姫(プリンセス)。』

山貝エビス 先生が贈る地上げ屋エルフと伝説の傭兵が織り成す物語。第2巻はウサ耳少女
との出会いから主不在の国全体を地鎮することになる“デボネア”たちの活躍を描きます。
(イラスト:柴乃櫂人 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797388732.html


周囲に争いもなく平和そのもののゼータ王国。そこで起きた思わぬ政変により国を追われた
“ラヴィニア”を助けた一角兎の影響で獣堕ちした彼女。国に戻りたい彼女の思いに応える
決意を固めた“ルーウィン”が主人も説得し、かの国へ向かうことになるのが今回の本筋。

そこへ商売敵となるスタンザ商会の“テリー”が割込みを掛けてきて険悪ムード、一触即発
という所で“ルーウィン”がその場を収めるものの、妙な展開へと繋がって“デボネア”が
意外な形で窮地に立たされる、というかジリ貧になるというか。素直じゃないって難しい。

ゼータ王国に辿り着いた“ルーウィン”が見た下劣な敵、そして“ラヴィニア”の獣堕ちが
意味する王国の秘密。彼女の魅力と健気な様子が存分に感じられる展開が見せ場と言えます。
彼に好意を寄せる女性陣がいつ行為に及ぶのか興味津々に思いつつ、続きを待つ次第です。

posted by 秋野ソラ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2016年08月23日

『伊達エルフ政宗 2』

森田季節 先生が贈る異世界転生×戦国ファンタジー。第2巻は迫る「織田」に対抗すべく
東国の大同盟を図るも「武田」と「上杉」の衝突は回避不可。“政宗”の選択が問われます。
(イラスト:光姫満太郎 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4797388312.html


軍神として越後に君臨する“謙信”の設定もアレですけど“定満”がよりぶっ飛んでます。
そんな彼女が「北条」を求める気運を奇策で収めた“勇十”のハーレム化が止まりません。
女性たちと入魂じゃないかと疑い、確認して回る“政宗”が何とも可愛い様子を見せます。

“信長”の尖兵たる「徳川」に押される“信玄”が下した決断。その意図を汲んだ“勇十”
たちの粋な計らいが見どころの一つと言えましょう。彼女にとっては色々な意味でプラスに
なる出来事となったみたいですし。犠牲を払った“謙信”の詳細な描写が求められる所。

遊び心いっぱいの設定が今巻も目白押しですが、それらが全て史実を活かして作り込まれて
いることも見て取れるワケで。読み応えのある本作は引き続き応援していきたいところです。
東国大同盟を成し遂げた“政宗”たちに立ちはだかるサタンこと“信長”の動向にご注目。

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2016年08月22日

『小説 ガーリッシュナンバー 1』

2016年10月より放送開始予定のTVアニメ『ガーリッシュナンバー』。そのイラストノベル
が単行本化。担当は原作の 渡航 先生。クズかわいい新人声優の活躍的なものを描きます。
(キャラクター原案・カラーイラスト:QP:flapper モノクロイラスト:やむ茶 先生)

http://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g321604000058/
http://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_AM09000032010000_68/
http://www.tbs.co.jp/anime/gn/


「わたしが言うのもなんだが、この業界はおかしいと思う」──なりたい職業として目指す
30万人の中から、職業として認められる300人の中に入っているかどうかも分からない新人
声優の“千歳”が業界の厳しい現実に直面しつつ今日もやる気なく仕事に向かいます──。

同時発売となる 堂本裕貴 先生のコミックスも拝読。小説の101ページ目あたりまでを収録
している感じですが、“千歳”のクズかわいい様子が掴めて良いと思います。オススメ。
そんなに皆さん社畜ラノベが読みたいんです? と思う今日この頃な読了感を味わいました。

兄であり、元声優にして“千歳”のマネージャーを務める“悟浄”の視点も織り交ぜながら
声優という職業、とりまく環境が如何に厳しいかを訴えながらもコミカルに描写する内容は
夢も希望も無いかも知れないが面白いのは確か。彼女が活躍できるのか注目しておきます。

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2016年08月19日

『その10文字を、僕は忘れない』

『モノノケグラデーション』でデビューした 持崎湯葉 先生が贈る新作は恋愛小説。一日に
10文字しかしゃべることのできない少女と出会った少年の粗削りで繊細な機微を描きます。
(イラスト:はねこと 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/bookDetail/index/978-4-08-631131-1


高校二年生の春。学校へ向かう遅刻常習犯の“蒼”を襲う急な豪雨。雨宿りのため寄った
公園で偶然出会った同級生の少女“菫”。彼女が掲げてきたスケッチブックに書かれた
問いかけを契機に懸命に会話を試みる彼女とのやりとりも悪くないと思う自分がいた──。

“蒼”が通う学校の教員であり“菫”のいとこでもある“小花衣”先生から彼女の事情に
ついて聞かされた彼が自然と距離を近づけていく中、彼が抱く想いは思慕か或いは同情か
を問いかけられる場面があります。揺らぐ気持ちに読んでいる側も切なくなってきます。

やがて恋仲になる“蒼”が気づく、“菫”が抱える深い心の傷跡とそこからくる行動原理。
彼女の夢が叶う瞬間とともに訪れる別れの気配、好きなのに衝突してしまう互いの気持ち。
2人でいることの意味を問いかけ続けた結末は必見です。実に良い恋愛小説でありました。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル