2019年12月10日

『モンスター娘のお医者さん7』

祝・2020年アニメ化決定! 朗報の中で 折口良乃 先生が贈るモン娘診察奮闘記。第7巻は
墓場街での収穫祭の実施に向けて調整役を任される“グレン”の東奔西走ぶりを描きます。
(イラスト:Zトン 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/bookDetail/index/978-4-08-631340-7


意気揚々と提案した“モーリー”の収穫祭を阻む、吸血鬼の貴族“メルドラク”卿の存在。
そこへ“ティサリア”との婚約を楯に彼女の父“エフタル”から調整役を押し付けられる
“グレン”もお人好しが過ぎます。その“モーリー”が興味深い形で話に絡むのも要注視。

工房の出張店舗を任されて忙しい“メメ”を見舞う“グレン”が耳にした怪しい客の噂。
調べていくうちに収穫祭と意外な関わり、そして彼女の交友関係にも繋がっていく展開が
面白い。そして治療行為として彼女たちを施術する様子が相変わらずえちぃ感じで何より。

3人と婚約した“グレン”の豪儀ぶりもさることながら一歩引いた感じの“ティサリア”
に対して想いを込めたフォローをしたあの場面が印象的でした。3人で納まらない展開も
十分あり得えそう。アニメ化へ大いに期待しつつ、続刊を楽しみに待ちたいと思います。

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2019年12月09日

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (14)』

渡航 先生が贈る大人気ラブコメ。第14巻は迫るプロム、そして進級の時期を迎え“八幡”
や“雪乃”そして“結衣”が、改めて互いの人生の繋がり方を問いかける本編完結巻です。
(イラスト:ぽんかんG 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094517811


“陽乃”からの挑発的な言動。“平塚”先生からの叱咤激励。奉仕部の活動に終わりが
近付いてくるにつれ、それを受け入れる言動を見せる“八幡”、そして“雪乃”。しかし
自身の想いすら偽り、折り合いをつける2人の本心とは異なるのも理解し合う拗らせぶり。

“結衣”の希う気持ちを汲み、何より“八幡”が“雪乃”とどう関わりたいのかを言葉で、
態度で示した彼なりの男らしさが胸を熱く、それを受け止める彼女のそぶりが胸をキュン
とさせてくれます。2人の距離感を見届けてきたからこそ味わえる感情と言えるでしょう。

死ぬほどめんどくさい2人が難易度MAXの合同プロムを経て手にした新しい、かけがえの
ない1年間。納得した“結衣”が持ち掛けた相談は1年と言わず、ずっと続くだろうと
思うと胸に温かい感情がこみ上げてきます。まずは本編完結を心より祝いたいと思います。

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2019年12月06日

『魔石グルメ 4 魔物の力を食べたオレは最強!』

結城涼 先生が贈る王道ファンタジー。第4巻は鍛冶の聖地「バルト」を視察する“アイン”
が剣を新調したり、赤狐の動向を探ったりしながら自身の「器」について考えを巡らせます。
(イラスト:成瀬ちさと 先生)

https://kadokawabooks.jp/product/masekigurume/321904000798.html
https://ncode.syosetu.com/n0610eg/


置いてけぼりにされる“クリス”のへこんだ姿といい、一仕事終えた“アイン”をなかなか
迎えに行けない姿といい、実にいじらしい。その彼女が抱える悩みも見抜きアッと驚く形で
実現させてしまう彼がまた格好良いのなんの。彼女が口絵で示す言動を見せるのも納得です。

補佐官としてさらに“アイン”を手助けしようと前向きな姿勢を示す“クローネ”に対して
凝りもせず横槍を入れてくる「ハイム」。どう灸を据えるかある意味、楽しみではあります。
“エレナ”の気苦労を知る者がかの国に一人でもいれば、と思いますが・・・ご愁傷さまです。

初代陛下と戦い生き残ったとされる「ウパシカムイ」の再来。その対峙に“アイン”が臨む
活躍ぶりは相変わらず熱いものを見せつつ、そこから「器」に纏わる話と「プロローグ」の
情景が一気に彼の命運に繋がっていく話運びは興味深く、続きがより楽しみでなりません。

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2019年12月05日

『bella peragrina. カワイイ天狼(オル)の育てかた。2』

山下泰昌 先生が贈る異世界最強ペアラブコメディ。約1年ぶりとなる第2巻は“雅文”が
エンジェル・ライドの免許取得に向けて“オル”と再びペアを組むまでの顛末を描きます。
(イラスト:6U☆ 先生)

http://www.sbcr.jp/products/4815601041.html


諸々の事情を勘案して養成学校を日本に作り“雅文”を通わせる配慮は“オル”にとって
絶好の好機、かと思えばまさかのマッチング失敗。最高速度を叩き出せるペアだったはず
なのに、という謎は明かされぬまま新登場の“ミミ”にお株を奪われる“オル”が可哀想。

トロいノロいとバカにされてきた“ミミ”に対して、勝つための活路を見い出そうとする
“雅文”の考え方は尊敬に値するものがあります。姉がその彼にお熱なのが気に入らない
“エル”に甘言で近寄る“里美”の思惑が物語を意外な方向に動かすのが喜劇的で面白い。

“オル”と“雅文”がペアを組めなくなった理由は何か。最終試験に“雅文”は誰と組み
どんな結末を迎えるのか。恋もライドも様々なレースの行方が気になる話運びは見所かと。
彼の想いを踏まえた上で何かと可愛い“スキム”に頑張ってほしいと願う今日この頃です。

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2019年12月04日

『世話好きで可愛いJK3姉妹だったら、おうちで甘えてもいいですか?』

はむばね 先生が贈る新作はくすぐったい同棲ラブコメディ。忙しい日々を過ごす会社員が
出会った家出3姉妹となし崩し的に共同生活を始めることで変化していく日常を描きます。
(イラスト:Twinbox 先生)

https://fantasiabunko.jp/product/201911jk3shimai/321907000767.html
https://kakuyomu.jp/works/1177354054891229164


家出少女を泊めてくれる人をWeb掲示板などで探す「神待ち」。同じ会社でアルバイトを
している“伊織”がその行為をしている場面に直面した“春輝”は彼女の妹たち“露華”
“白亜”も同じことをしていると知り、酒の勢いもあって自宅に泊める提案をするが──。

“春輝”に対して体を許すのもやぶさかではない言動を見せる3姉妹。オタクでヘタレな
社畜の“春輝”は誘惑に屈することも無く、むしろ愚行を諭す紳士ぶりを示す様はまさに
物語の主人公。Twinbox 先生が描く女性陣の可愛らしさも相まって羨ましさが炸裂します。

同棲生活で3姉妹との距離感も縮まり生活にも張り合いが出る“春輝”。しかし彼女らが
家出をした理由に触れずにい続けるのも限界があります。その決定的瞬間を目にした彼が
彼女たちにできることは何か。甘い生活の分岐点、更にその先を見届けてほしい一作です。

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2019年12月03日

『お隣さんと始める節約生活。 電気代のために一緒の部屋で過ごしませんか?』

くろい 先生の「第4回カクヨムWeb小説コンテスト・ラブコメ部門〈特別賞〉」受賞作。
一人暮らしを始めた男子高校生が、女子高校生と秘密の共同生活を送る顛末を描きます。
(イラスト:U35 先生)

https://fantasiabunko.jp/product/201911otonarisan/321907000765.html


一人暮らしの“間宮”が通う高校は原則バイトが禁止で、遊びたい盛りなのに金は無く。
これから殺人的な夏の暑さを迎えるにあたり、電気代を節約したいがそれもままならず。
そんな独り言を隣人の少女“山野”に聞かれ、彼女からある提案を持ち掛けられる──。

最初は共に節約生活を始めるために声を掛け合う戦友のような関係からお隣さん同士と
しての交友が始まる“間宮”と“山野”。それが名前を知り合ったり、部屋を行き来する
ようになり、と心も体も距離が近付いていく様子がこそばゆくていかにも青春って感じで。

“恵美”のウザ絡みや“恵子”の気遣い、姉“寧々”からの思いやりに“間宮”も自然と
お隣さんのことを意識していくワケですが、彼女の心境とあわせてもどかしさが半端ない。
U35 先生が描く“山野”たちがまた可愛らしいのも見所で、続きが楽しみなシリーズです。

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2019年12月02日

『友人キャラは大変ですか?8』

伊達康 先生が贈る名助演ラブコメ。第8巻は“龍牙”の異能バトルストーリーを思い描く
“一郎”を他所に、“阿義斗”が七十二柱の悪魔を従え奈落城を攻める所から始まります。
(イラスト:紅緒 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094518214


ということで、ソロモンの後継者として新たに活動を始めた“阿義斗”によって悪魔憑き
となった“里菜”が渇望するのは“龍牙”との一騎打ち。妙にあっけらかんとした敵意に
気が抜けるというか何と言うか。他の「悪魔憑き」たちも一枚岩でないのも気になる所で。

そんな中、“一郎”が“キュウキ”と意外な形で再会を果たすワケですが、彼については
もう何が来ても驚かないくらいのレベルで友人キャラを外れてきてます。“キュウキ”も
またオワコン魔神ぶりを発揮しているのが面白い。彼が熱を上げる対象にもご注目下さい。

どうにも張り合いのない悪魔憑きたちとの戦況すら“阿義斗”の狙い通りらしく、それが
彼の勝利を導くというのが何を意味するのか。“龍牙”からも想定外の信頼を勝ち取って
しまった“一郎”を襲う衝撃の事実が意味するものとは。次巻も目が離せない展開です。

posted by 秋野ソラ at 22:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル